山岳コース
乗鞍2日目、私は自転車で乗鞍山頂~平湯~安房峠~上高地~白骨温泉~乗鞍高原と走り、相方はバスで上高地へ。
初日同様、準備運動無しで上り始める。昨日の疲れか、体が重い。そこで昨日以上に三本滝まではフォームに気を付けて、軽いギアを回し、時折ダンシングを交えて体を動かすことに注力した。一汗かいて体もスッキリしてきたので、三本滝からはしっかりめに漕いだ。今日は軽くても34×21以上のギアは使わず、斜度が厳しい所はダンシングでこなした。昨日、なぜか全てシッティングで上ってしまい、そのせいか尻の筋肉が異常に痛くなり、山頂ではまともに歩けなかったため、ちゃんとダンシングを交えて走ることにした。
今日は昨日以上にローディーが多い。チームで練習にきているところもあった。景色も相変わらず、すばらしい。2度目の登頂はかなり早く(タイムではないですよ、気分的に)、あっと言う間に位ヶ原山荘まできてしまった。そして森林限界の中を走っていると後ろから1台のビアンキが近づいてきてスッと抜かれてしまった。別に競うつもりはなかったが、せっかくだから着いて行った。その私に気が付いたのか、時折ダンシングしてちぎろうとする。私はそれまでのんびり走っていたので、昨日のタイムより悪くなりそうだったから、これを機会にタイムを縮めようと頑張ってちぎられないように漕いだ。ただ、あまり頑張りすぎるとこの後の行程に影響があるし、変な奴と思われるよりも、ちぎって気持ちよくなってほしかったから、最後の橋のあたりでお別れした。私のタイムが1時間25分だから、彼は10分台かなぁ。すごいなぁ。
その後、スカイラインを下り、平湯へ。そこでパンを食べ、コーラを、・・・待てよ、ここはゴミの持ち込みを防ぐためゴミ箱が無く、ゴミは自らが持って帰る仕組みになっている。空き缶、ペットを持って走れないので諦めて走り出す。
安房峠の楽しみは安房平にある「寝たら死ぬぞ」と幽霊が描かれた道路の看板。もう、20年近くも前に初めてそれを見て以来、この看板を見るのが楽しみになっている。前回(5年以上前)にはあったのだが、今回は残念ながら見つからなかった。
峠には旧茶屋があるだけで、飲み物を手に入れることができなかった。峠を下ってすぐに左手に焼岳が、あ~安房峠だぁ~、初めて此処を通った時、噴煙を吐いている異様な山が迫ってくる景色にこの峠の厳しさを感じたものだった。
下りきれば釜トンネル。昔の狭く、常に水が流れている怖いトンネルではなく、片側1車線の綺麗なトンネルになっていた。これだと交互通行ではないからスムーズに通行できる。此処で悩んだ。当初の予定では上高地に行くつもりはなかった。理由はこのトンネル。昔に比べればマシとは言え、1km以上にわたって斜度10%以上の暗い道で、後ろからバスやタクシーがわんさかやってくる。怖い。でも、折角ここまで来たし、上高地には相方がいるので、立ち寄って会えればそれはそれで私の株も上がりそうだ。何より水分を補給できる。ゴミを相方に持ってもらえばいいから。そこで意を決してトンネルに突入した。やはり、怖かった。この斜度ではスピードがでないので、なかなか抜けられなかった。
でも、抜けてからの景色は何度きてもすばらしい。相方にも無事会えてコーラ、水、パンにありつけた。さて、問題はここからだった。釜トンネルを抜けても158号線には幾つもトンネルがあり、狭くて暗いのは周知の事実。ここは必死で漕いで後ろからつつかれないように走るしかない。幸い交通量が少なく、危険を感じることはなかったが、あまり走りたい道ではない。そして、今日のメインイベントの白骨温泉への上り。
この道を通り、スーパー林道を抜ければ乗鞍へ行ける。地図を見る限りは、抜け道のように思えるが、かなり脚にくる道だと聞いてはいた。実際、その通りの道だった。写真を撮る余裕は無く、ひたすら漕いだ。
白骨温泉に到着し、コーラとゼリーを食して、最後のスーパー林道に備えた。この道もアップダウンが激しいと聞いていたからだ。スタートしてすぐに高級旅館の前を通る。この旅館に泊まれるようになるのは一体いつになるのだろうか。前を通るだけしかできないのだろうなぁ、などと妄想していたら上りが終わった。厳しい坂は無く、景色の良い道が続くいい感じの林道だった。下れば、そこは乗鞍高原。
相方も私の後を追う形でバスで戻ってきた。着替えながらお互い今日の出来事を語り合い、今晩の宿に向かった。ここで惨事が。どうもダブルブッキングというか、私の予約が入っていないと言われた。メールのやりとりを確認もできなくなり、結局、宿が責任を認めて別の宿を紹介してくれてなんとか落ち着くことができた。帰宅後、メールを確認したが、ちゃんとやりとりが残っている。おそらく、他のメールと間違えて一緒に消してしまったのだろう。しかし、世間にはあるとは聞いていたが、我が身の上に降りかかるとは思っても見なかった。
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